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男たちの野心がラスベガスを変える! 豪華リゾートホテル競争

またもや2大豪華リゾートがストリップに出現する。2005年4月に50階建ての超高級ホテル「ウィン・ラスベガス」がオープン、その後64階建 ての「トランプ・タワー」の着工が始まる。これらはストリップを挟んで斜め向かいに建設され、「トランプ・タワー」が「ウィン・ラスベガス」を見下ろす形 になる。
ラスベガスのホテル王スティーブ・ウィンとニューヨークの不動産王ドナルド・トランプの戦いは既に注目の話題である。これからさらにラスベガスを盛り上げるであろう2人の人物像、経歴を含めてそれぞれのホテルを簡単に紹介しよう。

スティーブ・ウィン(Steve Wynn)

ひとつの砂漠のオアシスが世界有数の巨大娯楽都市へと急成長した理由はスティーブ・ウィンなしでは語れない。「みなが負けるカジノで勝つ方法があ る。それはカジノを所有することだ」という言葉通り、老若男女が楽しめる究極のリゾートを完成させ、1990年代のラスベガスに大躍進をもたらした男であ る。2005年、大富豪ウィンの新たな挑戦「ウィン・ラスベガス」のオープンは愛妻イレインの誕生日4月28日の予定。

経歴
1942年生まれ。父はニューヨーク、ユーティカでビンゴパーラーを経営。63年、ペンシルベニア大学を卒業。ウィンと妻のイレインがラスベガスにやって 来たのは67年のこと。相談役のパリー・トーマス(ラスベガス銀行創始者)の力を借りてダウンタウンのゴールデン・ナゲットで初めてカジノを営む。80年 にアトランティック・シティにゴールデン・ナゲット、89年にはラスベガスにミラージュホテルを建設。90年代に入り、ウィンはミラージュの隣りに2つの 「夢」を建てた。これが今のTIとベラージオである。だが後にMGMミラージュの企業買収により、そのオーナーの座を退くことになる。

知られざる顔
私生活では2人の娘の父親でもある。1993年7月のある暑い夜、娘のケビンが身代金目的で誘拐された。事件発生から2時間後、ウィンは約1億5000万 ドルを犯人に支払ったという。ケビンはマッキャラン空港で引渡され、車の後部座席に縛られた姿で発見されたが外傷もなく無事だった。犯人は愛車フェラーリ の支払いに追われていたとのこと。約25年の懲役が課せられた。事件後、ウィンは家族を守るためにノースラスベガスの名門ゴルフコース内に大邸宅を建て た。この経験からか自宅に人を招待するのは極めて稀らしい。

ウィン・ラスベガス

場所:ファッション・ショー東側、デザート・イン跡
客室:2700室(全室スイート)、50階建て
施設:レストラン、スパ、アートギャラリーなど。
特徴:ホテル内にゴルフコース、人工の山、滝、湖が造られる。フランコ・ドラゴーヌ氏プロデュースによるショーが開幕予定。シアターは2000人収容のドーム型。また2005年秋頃から今年トニー賞を受賞したブロードウェイ・ミュージカル「アベニューQ」を上演予定。
*さらに9億ドルをかけた拡張プロジェクトが発表され、同じ外観のホテルが隣に建設されている。スイート1500室、カジノ、レストラン、スパ、プール、ショップなどが追加されるとのこと。


ドナルド・トランプ(Donald Trump)

ニューヨークを中心に不動産開発、ホテル・カジノ経営などありとあらゆる大型事業に取り組み大成功。別名、「ザ・ドナルド」、「不動産王」などと呼 ばれる。「考え事をするなら大きく物事を考えよ」「人生の全ての出来事は運である」などの名言を残している。何をするにも「派手」なことで有名なトランプ は2005年春頃に「トランプ・インターナショナル・ホテル&タワー」の着工予定。

経歴
1946年生まれ。父はニューヨーク、クイーンズで不動産業を営む。5年ほど父親と事業を共にするが28才で独立し、マンハッタンへ。75年、グランド・ セントラル駅に隣接する老朽化が進んだコモドア・ホテルを甦らせる計画を立て、5年後にグランド・ハイアットとしてオープンさせた。83年には5番街にト ランプ・タワーを建てた。90年、膨大な赤字を抱え倒産に追い込まれたが99年、世界的に有名な建築家フィリップ・ジョンソンに依頼し、52階建てのトラ ンプ・インターナショナル・ホテル&タワーをマンハッタンにオープン。こうして逆境を味方につけたトランプは2000年には億万長者の地位を奪回した。

知られざる顔
目立つことが大好きなトランプはマスコミへの露出度も高い。私生活ではモデルのイヴァナ、続いてマーラと結婚、今年4月には別のモデル、メラニアとの再婚 が報道された。モデル時代は狭いアパート暮らしをしていたメラニアだが、今や12カラットの指輪をもらい、プライベートジェットのある生活を送っている。 トランプにはイヴァナとの間に2人、マーラとの間に1人、計3人の子供がいる。また、米NBCの人気リアリティショー「アプレンティス」には要求を突きつ けるボス役で出演。「お前はクビだ!」の台詞は流行語になっている。

トランプ・インターナショナル・ホテル&タワー

場所:ファッション・ショー北側、ニュー・フロンティア・ホテル隣り(ニュー・フロンティア・ホテルのオーナー、フィル・ラフィンと共同経営)
客室:1000室(コンドミニアム・スタイル)、50室(ペントハウス)、64階建て
施設:レストラン、スパ、フィットネスなど。
特徴:カジノがない。現在最も高いタワー、ストラトスフィアに続き、2番目の高さを誇る建物になる。24Kのガラスを外観に使用。


★2人の確執を生み出した過去★
2人の間に確執が生まれたとされるのは1980年代のこと。ラスベガスのゴールデン・ナゲットでカジノ経営を始めたウィンだったが、後に大 量の株をトランプにさらわれてしまう。完全に舐められたと感じたのだろうか、ウィンは逆襲とも取れる行動に出た。当時、アトランティック・シティではごみ 集積場であった場所の再開発案を募っていたのだが、ウィンは総工費7億5000万ドルのカジノ建設構想でトランプを打ち負かして入札に成功。おまけにトラ ンプのカジノに来るはずの客を一挙にさらってしまうトンネル建設案まで承認された。トランプは今回過去の反撃に出るべく「トランプ・タワー」を「ウィン・ ラスベガス」の前に建てるのではないかと言われている。

 

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