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ラスベガスの生誕と成長

ラスベガスの豆知識

ラスベガスの歴史はたった100年ほど。しかし世界でもこれだけ急速に発展した町はありません。
今では世界最大のエンターテイメントシティーとしてあまりに有名。
カジノはもちろんの事、ショー・大自然・コンベンションまで、人が集まる要素が満載された町。 この町の豆知識を見て、友達に差をつけよう!

ラスベガスの生誕と成長

2005年、ラスベガス生誕100周年を迎えた。
しかしこの頃は何もなく、現在ダウンタウンにある 「Plaza Hotel」 の裏に、蒸気機関車の水の補給をする為の駅があっただけだった。 

完成当時のフーバーダムネバダ州でのギャンブルが合法化になったのは1931年。 
この頃もまだまだ何もなく、現在のダウンタウンが栄えだしたのは戦後、せいぜい50年ぐらいだろう。 

当然フーバーダムがきっかけになり、発展し始めたのだが、結局は作業員などが楽しむだけの町。 

今は巨大ホテルが林立するブルーバード(通称ストリップ)にも、フラミンゴが1946年に建設されただけで、他には砂漠しかなかったと言っても過言ではない。 
これが50年代に入り、サハラやリビエラ等、大型ホテルの建設ラッシュが始まった。 
が、しかし、ラスベガス=ギャンブル=マフィアなどのイメージが強く、クリーンなイメージが少ない為、ごく一部の人間にしか利用されていなかったのが現状。 

そして、これを変えたのが80年代後半からのテーマパーク型巨大エンターテイメントホテルの建設ラッシュだ。 ミラージュ・TI(当時はトレジャーアイランド)・ベラージオ・エクスカリバー 等等。 今ではラスベガスのシンボル的ホテルもこの頃から開業している。 

この建設ラッシュを皮切りに、ギャンブルの町からエンターテイメントの町に変貌していったのだ。
今では子供から大人まで楽しめる町と言えよう。 (現在は大人の町に変わりつつある) 

自然や観光だけではない。 ラスベガスは巨大コンベンションが開催される町でも有名。
全客室数が15万室を超える町は世界中探しても、このラスベガスしかない。 

ラスベガスさらに仕事でラスベガスに来れるのだから、参加率も半端ではない。 また、ラスベガスはホテルで稼がず、カジノで稼ぐので宿泊費が安い。 これだけの要素があって、コンベンションに人が集まらないはずがない。 

あまりに急速に発展したラスベガス。
今も尚、建設が様々な場所で行われている。
これから100年後、この町がどう変わっているか、非常に楽しみだ。

重要人物

ラスベガスにおいて、バグジー・シーゲル、スティーブ・ウィン、この二人は欠かせない重要人物。
1人づつ解説して行こう。 

バグジー・シーゲル[バグジー・シーゲル] 

本名:ベンジャミン・シーゲル 10代の頃、恐喝・障害・強盗・強姦・殺人 等等、ありとあらゆる犯罪を犯し、 その後マフィアに属する(ニューヨークマフィア)。 

商才にあふれたバグジーは 麻薬の密輸や競馬場経営などにより富と組織内での権力を得た。 そんな時、ラスベガスにある寂れたカジノの経営を任される。 

まだストリップ地区は砂漠で、ダウンタウンが細々とあっただけだった。 バグジーは何を血迷ったのか、現在のストリップ地区に「巨大ホテルを建てる!」と言い出したのだ。 実績のあったバグジーの提案はマフィア組織に受け入れられ、早速工事が始まった。 
当初の予算は 100万ドル。しかしバグジーは自分のイメージを妥協しなかった。 その為完成は大幅に遅れ、資金も 600万ドルかかった。 批判は当然すごかったが、バグジーは 客は絶えない と信じていた。 

完成した「フラミンゴ」は当時では驚くほど豪華で、 プールはもちろんの事、ショールーム、フィットネスクラブ、乗馬、ゴルフ、射撃・・・ このホテルがとうとう 1946年12月26日にオープンした。 大勢のハリウッドスターと交流が深かったバグジーは、オープン日にそれらを招待し、 広報しようと考えたのだろう。 しかしなんとこの日は、砂漠には珍しい大雨。 ハリウッドスターのチャーター便は欠航となり、寂しすぎるオープニングとなったのである。 
これが祟ったのか客足は遠のき、赤字続き。 この失敗により、バグジーの組織は バグジー殺害 の決定をしたのである。 経営から半年で暗殺されたバグジーだったが、この事件をきっかけに、 「フラミンゴ」 に人が押し寄せた。 今フラミンゴに行けば、バグジーと名の付いた施設をたくさん見る事ができる。 バグジーの一生をノンフィクションで描いた映画「バグジー」も必見!




スティーブ・ウィン[スティーブ・ウィン] 

ラスベガスに来る上で、彼を知らないのは「恥」とまで言える有名人。
自分の名前が付いたホテル 「Wynn Las Vegas」 のオーナー スティーブ・ウィンだ。 

元々ウィンが経営していたホテルを、投資家のハワードヒューズが買い上げた。 その資金を利用し、現在のミラージュを建設。 このホテルがラスベガスをエンターテイメントの町と変えた。 

ミラージュの前には火山があり、これが1時間に一度噴火するのだ。 その頃のラスベガスのホテルは、とにかくカジノ経営に必死。 レストランや客室なんて二の次 と考えているホテルがほとんどだった。 しかしウィンは無料のアトラクション(火山)や料理で人をミラージュに引き寄せた。 

結果、他のホテルに人が宿泊し、ミラージュのカジノでお金を落とす事となり、大成功を収めた。 ウィンは次に宝島をテーマにした 「トレジャーアイランド」(現在の TI )を建設。 ミラージュの火山に続き、ホテル敷地内に海を作った。この海で毎晩海賊のショーが行われる。 このショーは圧巻で、建設10年以上たつ今も、ショーが始まると通れない程の人があつまる。 当然ホテル内もテーマに沿った内装で、客を TI の世界に引き込む。 

そして 1998年、あの「ベラージオ」を建設。
このホテルこそ、彼の知力・金力を総動員した結晶である。 フォーコーナーの交差点の敷地を買い上げた彼は、今度はホテル前に湖を作り、 その湖に沿う形で、ショッピングゾーン、レストランを配備し、その奥に客室ホテルを作った。 その湖は実際にイタリアにあるコモ湖を再現し、ホテル内装・外観はイタリアに統一されている。 今現在でもラスベガスにあるホテルの中で最高級ホテルと位置付けられ、 ロケーション的にも最高の場所にあり、地理的にも恵まれた『ベラ−ジオ』。 映画オーシャンズイレブンの舞台ともなっている。
あの映画のラストシーンの優雅な噴水ショーは毎夜7時から 12時まで 15分(30分) ごとに繰り広げられて、もちろん見るのは無料。 

しかし、ウィンが経営していた会社「ミラージュリゾート」は、その後「MGM」に買収され、 現在は、旧ミラージュリゾートの所有ホテルは、「MGM」 が所有している。 

Wynn Las Vegas
「ミラージュリゾート」売却益を得たウィンは、その後ラスベガスの小さいながらも由緒のある『デザート・イン』を買収。 ここの敷地が現在ラスベガスで最も高級なホテル「ウィンラスベガス」にあたる。 

このホテルはウィンの妻の誕生日に開業する為、急ピッチで進められた。 その為、世界で最も建設費の高いホテルとしても有名になった。 現在のラスベガスを彩ったウィンの行動から目を離せない。

ラスベガスの戦略

世界最大のエンターテインメントの町ラスベガス。 
といっても、利益はほとんどがカジノから生まれている。 なので各ホテルは、いかにカジノに人を呼び、長く遊ばせるのが事業展開の柱となっている。 客室での居心地を悪くし、つい外へ繰り出してしまう戦略 等様々。 

ここではその様々な方法を紹介しよう。

  1. ホテルバッフェは安い! バフェ
    日本のホテルバイキングで食事をすれば料金は 5000円は必要だろう。 しかしラスベガスでは土日祝のディナーでも最高級バッフェが 4000円内で食べられる。 安いところだと、800円程で食べられるのだ。 当然 800円だから料理の質が悪いわけではない。 バッフェで稼がず、カジノで稼ぐ!これがポイントなので、 「安値で質の高いバッフェ」 はラスベガスでは常識なのだ。 しかし各ホテルのバッフェは当然カジノ内にある。 

  2. 客室に行くまでが勝負! 
    入り口からチェックインカウンター、入り口から客室、カウンターから客室・・・ どこをどう通ってもかならずカジノを通る。(モンテカルロ等稀な例外もある) 

  3. 冷蔵庫 客室に冷蔵庫はない! 
    ミニバーサービス(室内冷蔵庫)はほとんどのホテルに設置されていない。 ここでビールを飲むなら、カジノで飲んでくれ!のメッセージ。 カジノで飲むと無料(チップのみ)。 

  4. 客室のテレビはおもしろくない! 
    ケーブルテレビや有料放送を充実すると、部屋に長居をするので、 ローカルの非常に面白くないテレビ番組しか見る事ができない。 (その代わり、カジノレッスンの番組は24時間流れている) 

  5. 夜景を見ながらバルコニーで一杯なんてとんでもない! 
    新婚カップルなどは、ラスベガスの素晴らしい夜景に酔いながら、 のんびり過ごしたいとも考えるだろう。   しかし例外もあるが、大概のホテルにバルコニーは設置されていない。 諦めてカジノへ繰り出そう。 

  6. ルームサービスに驚き! 
    ラスベガスのホテルに泊まったら、ルームサービスのメニューを見てみよう。 バッフェも安い、カジノでは無料・・・・なのにルームサービスはビックリするぐらい高い! 仕方がないので、カジノフロアにあるバッフェで食事をしよう。 

  7. え?今何時? 
    ラスベガスに来たらカジノフロアを見渡そう。 どのカジノにも必ず時計は一つもない。時間など気にせず遊べと言うのだ。 カジノに行く時には、腕時計をお忘れなく。

  8. タバコのニオイがしない! 
    アメリカで愛煙家にこれほど優しい町はない。 禁煙の場所が非常にすくなく、どこでも吸えるのだ。 じゃあ、カジノフロアはニオイと煙が充満しているのか? まったくそうではない。 山の中のように綺麗な空気が流れている。 これは、空気が汚いと人間眠くなるからである。 眠気を忘れて遊ぼう! 

  9. 極寒の地ラスベガス カジノ
    ラスベガスは砂漠の中にあるので、夏は毎日 40度を越える。 しかしカジノに入ったら凍えるのだ。 これはちょうど良い温度だと、人間眠くなるからである。 眠気を忘れて遊ばせてくれる! 

  10. 巨大無料駐車場 
    ラスベガスの駐車場はとにかく広い! しかも誰でも無料だ。近郊やロスから来た客を逃がさない為である。 

  11. 無料アトラクションは惜しみなく! 
    無料アトラクションがすごい!そのアトラクションを見て、人を集めるのだ。 MGMはカジノフロアにライオンの檻があり、 ライオンににらまれながらスロットができる。
ラスベガスが舞台の映画

これだけ独自性のあるラスベガス。映画の舞台にならない訳がない!
ラスベガスに来た後、下記の映画をみたら、また違った楽しみ方ができる。

  • オーシャンズ11オーシャンズ11 
    出演:ブラッド・ピット ジョージ・クルーニー マット・デイモン等
    監督:スティーブン・ソダーバーグ 

    『オーシャンと11人の仲間』 のリメイク版。映画史上最高の豪華キャストで有名。 窃盗犯ダニー・オーシャンが ”ベラージオ””ミラージュ””MGMグランド”の金庫から、 1億5000万ドルの現金を盗み出す作戦を計画。 それぞれのスペシャリスト10人をスカウトし、強奪作戦がスタートするストーリー。 

  • デンジャラス・ビューティー2デンジャラス・ビューティー2 
    出演:サンドラ・ブロック レジーナ・キング
    監督:ジョン・バスキンス 

    FBI捜査官ハートはミスコンにモグリで参加し、爆破を防いだ国民的英雄。 そのためFBIのマスコットとしてあつかわれ、捜査官としての仕事ができなくなった。 その時親友が誘拐され、ラスベガスにいる情報を知る。 ハートがラスベガスに宿泊したのはベネチアン。 ラスベガス中を騒がせ、 最後はTIの海賊ショーでの救出劇 

  • ベガス・バケーションベガス・バケーション 
    出演:チェビー・チェイス
    監督:スティーブン・ケスラー 

    ラスベガスへの家族旅行を描いた、コメディー映画。 軽い気持ちで博打をするな と言い続けた父は、15分で$300の負け。 名前をいつわりった高校生の息子はスロットで大当たりの連続。 娘はショーガールの練習をはじめ、母は浮気心が生まれる。 とうとう4人で$200しかなくなったが、最後に・・・・ 
    事前に見ておいて損はまったくありません。 

  • アメリカン・スウィートハートアメリカン・スウィートハート 
    出演:ジュリア・ロバーツ キャサリンセタ・ジョーンズ
    監督:ジョージ・シドニー 

    映画業界の裏側を描いたハリウッド・ラブコメディー。 舞台はレイクラスベガスなのでネオンなどまったく出てこないが、 高級ホテルのハイアット・リージェンシーがロケ地で、またちがったラスベガスが見られる。 

  • ラスベガス万才ラスベガス万才 
    出演:エルビス・プレスリー
    監督:ジョージ・シドニー 

    エルビスが29歳の時の主演作品。 主題歌の『ビバ・ラスベガス』は現在でもラスベガスのテーマソングといわれている。 大切なエンジンを買う為のお金をプールの排水溝に流してしまい、賞金目当てに コンテストに参加するエンタテイメントコメディー映画。 

  • バグジーバグジー 
    出演:ウォーレン・ビーティー
    監督:バリー・レビンソン 

    重要人物コーナーでも紹介している 「バグジー」 の半生を描いた映画。 ストリップの生みの親 ベンジャミン・シーゲル。そのあだ名がバグジー(虫けら)。 多額の資金を費やし完成させた「フラミンゴ」だが、赤字続き。 その責任者のバグジーがマフィア組織に暗殺され、そのニュースを皮切りに「フラミンゴ」 繁栄の一途を辿る。 

  • リービング・ラスベガスリービング・ラスベガス 

    出演:ニコラス・ケイジ
    監督:マイク・フィッギス 

    名男優ニコラス・ケイジが演じる切ないラブストーリー。 フラミンゴやバリーズ、サハラなどが出てきて、一度ラスベガスを訪れた人々は、 懐かしさを感じられるだろう。 

  • オーシャンと 11人の仲間オーシャンと 11人の仲間 
    出演:フランク・シナトラ
    監督:ルイズ・マイルストン 

    ミスター・ラスベガスのシナトラの全盛期にとられた映画。 一度に5軒のカジノを襲う大作戦。これのリメイク版が「オーシャンズ 11」。 オーシャンズ 11 とはまた違った楽しみ方ができる。

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